ゲームを除いて二次元コンテンツのトップの座に君臨する日本だが、少子高齢化と経済成長する近隣国の影響を受け
これから先はその座を保ち続けるのは難しくなるだろう。
海外で生まれるあらゆる二次元コンテンツを支配し管理下に置こうとする野心を持つ個人や組織は日本には存在しない。
故に、これから幾度も日本は自国より優れた海外の二次元コンテンツの来襲に怯えることになる。
日本人が世界市場の中にいながら自国の市場にしがみつくことを辞めないからだ。
自国で迎え撃つとしても、それは水際であり「前線」の位置を間違っている。
各国で自給自足の状態に留まっていた二次元コンテンツは、成長すれば他国の需要に応えることが可能になる。
それは輸出という名の文化侵略を始める。
二次元コンテンツが結び付いている各国の文化を尊重しすぎる余り、他国の二次元コンテンツに介入することに遠慮し、
また自国の二次元コンテンツが他国に支配されることはないと根拠なく楽観視し対策せずにいると
日本はこれまで保持していたアドバンテージを失うことになる。
そこで世界各地で生まれる良質な二次元コンテンツの情報を掴み、それを直ちにジャパナイズ(日本化)して取り入れた後に
日本の優れた二次元コンテンツとして世界に発信する装置が必要となる。
その装置が帝国である。侵略と支配の傾向を持ち自らの内に異質な物を抱え込みながらも統一体として拡大していく世界統治機構である。
市場の中のシェアではなく、市場そのものの支配を目指さなければ日本が没落してしまう競争がこれから待っているのだ。
ついに日本展開が始まる「少女前線」インタビュー。日本最重視の姿勢と「Pay to Win」ではないマネタイズ
https://www.4gamer.net/games/405/G040593/20180622068/