モザイクでオタクに現実を突き付けた矢野妃菜喜さんへの公開説教

声優にはプライベートの公開を決める自由がある。

その範囲や程度を決める自由もある。

我々声優オタクはあくまで彼等からお裾分けをしてもらっている立場だ。

ファンのために善意でしてくれていることに文句を言うのは許されないことだろう。

しかし筆者は今回の記事でその禁を犯す。

 


f:id:nizinokakari:20240416003724j:image

矢野さんがSNSに上げたこのモザイクがかけられたバッグの写真は、もう半年近く前のものだが

定期的にまとめサイトで取り上げられている。

何度も擦りたくなるような、そして普段声優を扱っていないようなサイトでも取り上げられるくらい

広く人の目を引く話題性がこの一枚にはある。

声優オタクから見れば矢野さんの性格の意外性に驚くだけなのだが、

一般人には奇行に見えてしまった可能性がある。

 

彼女の行動に対して肯定する意見はなく、あったとしてもそうせざるを得ない環境に身を置いていることへの同情くらいである。

あとは否定的な意見が多く、堂々とした姿勢でいられなかった矢野さんに手厳しいものばかりである。

前置きしておくが、相方の田中ちえ美さんがモザイクをかけようと提案した可能性も考慮する必要がある。

田中さんのSNSを覗いてみたが、別の声優とではあるがバッグは映されているものの

隠そうとしたい雰囲気を感じられて大変あやしい印象がある。

しかし、田中さんの提案に乗ったとしても自身のSNSに上げたことで最終的な責任は矢野さんにある。

 

バッグを特定されてその価格で他人から揶揄されたくない気持ちは分かる。

SNSでの発信まで注意を払わないといけない気苦労にこちらが申し訳なくなるくらいだ。

ただ、声優オタクからの評判を気にして批判を恐れるあまり迎合してしまうのは良くない。

恨み妬む者が勢力を得ていたのは一昔前のネットの時代であり、今は責められるのは彼らであり

その変化した潮目を読めなかった矢野さんの価値観は古いと言わざるを得ない。

 

声優オタクが声優に望むことはあるだろう。

しかし願いが叶って声優が自分の操り人形になることを望む声優オタクなどいる訳がない。

一般アニメへの進出が進んでる今だからこそネットに反応しない練習を積んで欲しい。

ファンとの関係は忘れずに、でも自分は貫くべきだ。

 

そして、彼女の善意の配慮が逆にファンに経済格差を意識させかねない危険性も別に指摘したい。

芸能界にあっては自分で稼いだ収入への疾しさを僅かでもファンに見せるべきではない。

現実から離れた世界で現実を見せ付けられると興醒めしてしまうからだ。

隠さないことで真なるものを隠し通し、寝た子を起こさないことだ。

 

矢野さんには3つの選択肢がある。

・写真に上げる私物にモザイクをかけない

・写真に私物を映さない、プライベートの写真を上げない

・私物にモザイクをかけた写真を上げ続ける

 

願わくば彼女には最良の選択をしてほしい。