2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

物語構造による幼なじみが負ける理由

好きな相手と幼少期を共に過ごしたことは、恋愛において大きなアドバンテージである。 最近の漫画やアニメでは、その有利性を活かせず主人公の愛を勝ち取れない幼なじみが後を絶たない。 幼なじみが抱く恋愛感情は友情の延長上にある。 想いが燃え上がり独占…

擬人化の魅力

筆者としては創作者のネタ不足に駆り出されているように感じてしまいあまり肯定していないのだが、 オタクの間では擬人化がジャンルを確立するほどに持て囃されている。 古くは国から刀、そして最近では銃や細胞までも擬人化され人気を博している。 今回は擬…

オタクに声優の交友関係は難しい

聴いている声優ラジオが回が進むにつれて、パーソナリティ同士の関係に距離が生まれて不思議に思う瞬間がたまにある。 男女の声優がペアの番組で、それまでは女性声優が男性声優を君付けで呼んでいたのに ある時を境にさん付けで呼び始めて、リスナーとして…

バンドリのバンド形式は声優オタクには辛い

アニメで低迷しソシャゲで復活したBang Dreamというコンテンツがある。 アニメとソシャゲとライブから成るコンテンツではあるが、バンドの各メンバーである声優が演奏に関して担当が固定化しているのが特徴だ。 アニメやソシャゲでは各メンバーに焦点が当た…

待たれる大日本"二次元"帝国の樹立

ゲームを除いて二次元コンテンツのトップの座に君臨する日本だが、少子高齢化と経済成長する近隣国の影響を受け これから先はその座を保ち続けるのは難しくなるだろう。 海外で生まれるあらゆる二次元コンテンツを支配し管理下に置こうとする野心を持つ個人…

宣材化するアニメ

アニメは文学であり独立した表現媒体である。 自らの意思で表現することを放棄してしまうと、それは他者を宣伝するPVに堕すだろう。 兆候はアイドルアニメとソシャゲ原作のアニメにあった。 自転車やキャンプなどに見られる、アニメが自ら見事に表現しきった…

軌道と滑走路

アニメで続編と言えば色々と作品が思い浮かぶのだが、 成功を収めた初代と比較すると人気や質が劣るものが多い。 特に初代のメンバーキャラがいないとその傾向は顕著である。 継続的かつ安定した利益を求める商業的な要請によってシリーズ化することは、様々…