ホモを笑えなくなる日

アニメでホモキャラと言えば大抵はギャグ要員で視聴者から愛されるキャラである。

多くの作品で記号的に描かれがちな存在で、性的嗜好を取っ掛かりに一般人とズレた言動や感性で個性を出している。

彼を見てアニメの視聴者は笑うのだが、それは決して嘲笑ではない。

差別心を満足させるための笑いではなく、純粋に面白い故の温かい笑いだ。

 

性的少数者の権利拡大や日本アニメのグローバル化が進む現代で、ホモキャラと彼らを描くことが

これからも現状のままで認められるのかは疑問がある。

差別問題では被害者がどう感じるかが最優先で、加害者側の認識は重視されない。

一度ホモキャラに関する議論が公の場で提起されれば被害者側の主張が全面的に通る可能性は高い。

その議論の際、アニメがフィクションであると言う理由は考慮されるだろうか?

 

いつかアニメから笑われるホモが消える日が来るのかもしれない。