仮面の笑顔 援交キャラ=東山奈央さんの理由を考える

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毎年ランキングが公開されているが、どの年も東山奈央さんが驚異の専有率を誇っている。

東山奈央さんと言えば援交キャラ、援交キャラと言えば東山奈央さんという程に両者は強固に結び付いている。

 

なぜ彼女の演じる明るいキャラクターが援交女子に見えてしまうのか、その理由は大別して3つある。

 

1つ目は、オタクと言うより男性の欲望越しの見方だが彼女たちが要求を拒まない印象があるからだ。

その屈託のない明るさで、男性が求めるものなら何でも受け入れてくれそうな幻想を我々に与えている。

 

2つ目は、現実の女性に対するオタクの嫉妬や怖れに由来するものだが

リア充女子は性的に乱れているという偏見があるためだ。

社交的で男性にも物怖じしない性格と態度を取る女性キャラは、「遊んで」いる印象を持たれやすい。

短絡的な思考と言わざるを得ないが、アニメのキャラはもちろん声優に対してさえそのような捉え方をするオタクがいるのは事実である。

 

以上の2つがランクインの主な理由である。

ここから本題となる最後の理由になるが、ようやく性の対象ではなく人間としての彼女たちを見ることで

その明るさで隠されたものがあることに気付くからだ。

援助交際というのは倫理的に逸脱した行為である。

故に隠された動機があり、何かの代償としてそのようなことをしているのだと我々は想像する。

彼女らの笑顔は、境遇に押し潰されまいと抵抗して耐えている健気な笑顔だと気付き

儚さと憐れみを感じるのである。

 

現実の援交女子と東山奈央さん演じる女性キャラが、一見表情や振る舞いが明るく見えても

いつかそれが崩れるものである表面的なものであることは共通している。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の由比ヶ浜結衣や、『ニセコイ』の桐咲千棘の演技で思い浮かぶシーンがあるはずだ。

 

明るい笑顔と声質が持つ二つの側面が男性オタクには魅力的で、陽気一辺倒ではない巧妙な演技力が彼女にはあり

制作もまたそれを期待してキャスティングをしているとも考えられる。

 

援交キャラのランキングなので本人にとっては不名誉なのかもしれないが、本人の実力によるものと諦めてもらうしかないだろう。