長編に心射抜かれたい

最近の筆者には気がかりな事がある。

以前ブログでも紹介したフリーゲームの長編RPGの作者の近頃の発言から伺える制作方針である。


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https://twitter.com/_T_FTA/status/1495720429277020161


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https://twitter.com/_T_FTA/status/1495722369599807488

 

結論から言うと、筆者は長編コンテンツが好きで作者の考え方には反対したい。

もちろん作者の制作にかけるあらゆるリソースが不足しているから長編を諦めているのであって、

作者の嗜好が短編中編を求めている訳では無いことは分かっているつもりである。

しかしメディアを問わず創作者は最終的には長編の制作に行き着くものなのである。

それに敢えて逆行して進んで行こうとする作者を心配するのは当然だ。

 

大作が人に与える感動はとても大きく、作者もたくさんの要素や思想を作品に盛り込める。

器の大きさはそれに見合った質を担保するだろう。

対して短編はと言えば、作品の出来も良くそれを好むファンがいる事は否定しない。

しかしただの「好き」は、他の作者の作品によって生まれる色んな好きに埋もれてしまう。

短編はどんなに頑張っても佳作止まりであって、長編に心を射抜かれたファンの「大好き」には絶対敵わない。

今回取り上げた作者も長編のワールドピース&ピースを発表していなかったら、

筆者の関心は作品に及ぶまでで作者に注目することは無かっただろう。

作者の熱烈な支持者を生むのもまた長編だと言うことである。