1.自分が置かれた場所の理解が足りない
これは彼女が富田美憂さんとパーソナリティを務めている『ややとみの』第1回の場面である。
番組スタッフはこれを見てモヤモヤしたかもしれない。
筆者も一瞬彼女の仕事への真摯さに疑念をもったほどである。
なぜなら彼女の足が見えないからである。
椅子の上で胡座をかいていたからなのだが、後に彼女が釈明していたが
いくらリラックスした感じで番組をお届けしたいと言っても、
受け取る人によっては度し難い振る舞いと捉えられかねない。
アイドルコンテンツに長く関わり自分のコンテンツを既に持っている声優が、
一般アニメの場に露出した時に共通して見られる現象である。
これまで許されていたノリが通じない場所もあると言うことを彼女に教訓としてもらいたい。
2.あやしい交友関係がある
ひろゆきと言えば毀誉褒貶が激しい著名人である。
彼女は言うまでもなく、事務所も随分危険な橋を渡らせたものである。
動画番組では氏から誕生日メッセージも贈られたようで、互いに親交を深めようとしていく様に
現在進行形でスキャンダルを生み出す人物と絡むリスクの高さを感じさせられた。
3.言葉の扱いが軽い
オタクは声優のネガティブな側面を好む傾向があるが、それはコミュ障やぼっちみたいな
笑ってイジられる程度のものまでである。
精神医学の用語まで出されてマイナスアピールされると、
流石にオタクもドン引きしてしまう。
しかも自分でそう思っただけで医者に正式に認定されたわけでもないので
彼女の言葉の扱いには残念な気持ちになった。
4.他人の言葉を消化せずに発信している
彼女のWebエッセイ『山根綺のほんとのところ。』を読んでいると、
度々聞いたことがある他の有名人の言葉や考え方がそのまま出てくる。
人に影響を受けるのは成長していく上で当然なのだが、
未消化のまま自らの言葉として発信するとなると話は別だ。
まだまだ内面に確立された彼女の自己は小さくて、
大きな存在の他人に呑まれてしまうのかもしれない。
ファンとしても感銘を受けた彼女の言葉が、実は他人の受け売りだったと興醒めさせられることもあるだろう。
こればかりは彼女が他者を受け止められるまで精神が成熟するのを待つしかない。
学業に躓いてそれを取り戻すべく適齢期を逃した学習が見せるちぐはぐさが
以上の欠点に現れているように思える。
不謹慎ながら筆者は、社会の階段を登り着実に大人になった常識人に対立して
欠陥を学習で必死に補う劣等者として彼女を見ている。
傍から見て楽しんではいるが、本人としては向上心と改善が求められる深刻な状況なのである。