山根綺さんは「圧倒的」を諦められない話

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騒動があった翌日の10月25日深夜、山根綺さんはインスタグラムでライブ配信をした。

終始涙声で今回の件を釈明しており、この配信は内容的に前半と後半に分かれている。

 

深夜の大号泣ライブまとめ(前半)

・世間的に大炎上をしている認識は無いが、友達やファンに申し訳無く思っている

・周りから気にしないように言われたが、気にしない方法が分からない

・もし彼氏が出来たら言わないし、匂わせもしない

・私に彼氏がいる前提のネットの書き込みが傷付いた。発言の動機が私への配慮やファンの自己防衛のものだとしても。

・当面の間はSNSは告知に止めて、ファンクラブのアプリ内で発信する

・毎日真面目に生きてるのにシェアハウスや友達のことを色々言われて悲しかった

・泣き虫なんだけど、すぐ泣く癖を直したい

SNSに向いてないイメージを持たれたくない

・どうしても今回の件のまとめサイトを見てしまう

・これまで色んな場所で自分を曝け出してたと思ってたのに伝わってなかった

・20代後半の女性が深夜に泣きながら喋っているのはヤバいという自覚はある

・私の言った言葉以外を信じないで欲しい。みんなの中に「存在しない記憶」がありすぎる

 

本音を言わせてもらうと、聴いててくだらないと思った。

友人の男性が映っていた写真を上げたことが彼女の過ちであるはずもなく騒動の原因が全て誤解したファンに帰すものなので、

それを本人が深刻ぶって悩んで語っていてもこちらに響くものが無いのである。

彼女を見誤り関心を持ってこのブログで取り上げたことを後悔した。

仮にこれ以上彼女に関心を持つとしても、それは声優ではなく

ただの個人の山根綺に対してということになってしまう。

筆者はここで彼女への関心を一切断つ決意をしようとした。

この調子のまま配信を終えたら間違いなく筆者はその選択をしただろう。

 

しかし彼女は負けず嫌いで他人を超越したい意思を過去に示していたはすだ。

ほんとのところ|山根綺のほんとのところ。#19
https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1676688963

この二十数年間ずっと、

自分を肯定できる圧倒的な「何か」が欲しかった。

凡人の中から飛び出したい、

特別な何者かになれば自分を好きになれる。

生きている理由さえあれば幸せになれるのだと

そう思ってきました。

でも、本当は違いました。

「幸せ」はきっと、今の自分を認めてあげるところから始まるのです。

この告白は正しくもあり、誤魔化しもある。

述べられているのは、自身の心の平穏と他人との調和を求めて

自己肥大したイメージを等身大に収めようとしたことだけである。

そして等身大そのものの自分を大きくしようとする野心は伏せられている。

その隠された野心はライブ配信の後半で彼女の言葉によって証明される。

 

語るうちに悲しさより悔しさが勝ってきたようで、山根さんの言葉は強気の調子を帯びる。

結果で見せるわ私は。どういう風な言われた方されようと。

結果を舞台の上で見せるしか無いよね。自分の頑張りを結果で示すしかないから。

気持ちを強く持つといった自身で完結するような解決ではなく、

周りが納得せざるを得ない明らかな結果を残すことを彼女は誓ったのである。

そして、自分を弄んだ相手への反撃も忘れない。

そういうのを言ってもいい相手と思っていることでしょ?そういうネタにする人とか私のことを。ムカつく。

ネタにし辛いくらいの人間になってやるんだから!

私をネタにした人達をボコボコにします。

もう隠しようがない程の負けん気と傲慢さだ。

敵を前に据えて打ちのめすという次元ではない。

初めから相手が立ち向かうことを諦める程の圧倒的なオーラを欲しているのだ。

誰が何と言おうがこれが彼女の偽らざる本性だ。

そんな弱くても意地を張り続ける山根綺でいてくれるのなら、これからも信じて応援しようと思ったのである。