作ったもん勝ちと言わせたくない

作画崩壊が騒がれて久しいアニメ業界であるが、近年は作品のクオリティの格差が広がっている。

良い作品群は限りなく素晴らしく、駄目な作品群は低評価どころか

視聴者に存在が認知されずに消えていく。

そのような現状は続いているはずなのに、未だに低クオリティの作品が量産されている。

多くの放送枠があるのと海外向けの作品が増えたことが理由だと大凡の推測は付くが、

本来はそんな理由で作品が製作されるべきでは無い。

 

一度企画が立ち上がってしまうと業界の多くの制作リソースが消費され、挙げ句は視聴者の時間も無駄に奪われてしまう。

だから筆者は作品がつまらないと言う理由以上に、駄作に関わる製作関係者を撲滅する思いで

積極的に視聴しない決意を固めているのだ。

ただ他のアニメオタクからは、それが滑稽な「気負い」にしか見えないだろうなと言う自覚はあるが、

現状を変えたいのならば筆者以外のアニメオタクが作品に向き合う姿勢を改めるしか無いのである。

つまらないから切ると言う動機以外に、アニメ業界の製作品質向上を考えて

視聴する作品の選別を考えてもらいたいのだ。

しかし、そんなことは無理だと筆者は諦めているので虚しさを感じている。

 

ただし低品質な生産物が増える業界がいつまでも持つわけはない。

将来、製作に関わる需要と供給のバランスが破綻する可能性もあり、

日本による世界のアニメのプラットフォームの独占が崩壊することがあれば、

その時は手遅れかもしれないが正常な淘汰圧が働くことになるのだろう。