2018-01-01から1年間の記事一覧

軌道と滑走路

アニメで続編と言えば色々と作品が思い浮かぶのだが、 成功を収めた初代と比較すると人気や質が劣るものが多い。 特に初代のメンバーキャラがいないとその傾向は顕著である。 継続的かつ安定した利益を求める商業的な要請によってシリーズ化することは、様々…

アニメキャラとしてのキズナアイは愛せない

キズナアイといえば、現在最も人気があるバーチャルYouTuberだ。 今回の記事は、そんな彼女がアニメに登場するキャラだと仮定して 萌えられる存在であるかを問うものである。 まず彼女は年齢からして凄まじいハンデを背負っている。 彼女の見た目は20代前半…

前と後ろから見るアニメPV

そろそろ来期アニメのPVが出揃う時期である。 1クール内の作品数が多すぎるので、アニメファンが視聴する作品を絞るための最大の判断材料となっているのがPVだ。 PVを見ながら作画や声優の演技、原作のアレンジ具合などを吟味している。 PVの公開時期やスタ…

声優と盾

二度目の人生を現実でやり直すことになってしまった原作者のライトノベルのアニメ製作中止が先日発表された。 日に日に強まっていく国内外からの圧力に対する製作委員会の動向に、オタクの関心が集まっていた。 そこで彼らを驚かせたのが、出演声優の降板発…

初稿(6/13更新) 美人アニメーター矢野茜さんを丸裸にする挑戦

アイドルの人気は外見の美しさだけではなく、内面の魅力からも生まれる。 今回の記事は、アイドルアニメーターとして絶大な人気を誇る矢野茜さんの精神性に迫る試みである。 参考にしたソースはこちらである。 25歳にして総作画監督! 注目の女性アニメー…

置かれたコントローラーとゲーム実況

ゲームは総合芸術である。 漫画やアニメの構成要素を全て揃えており、その作品世界でプレイヤーとして楽しむことが出来る究極的な娯楽と言えるだろう。 他のオタク趣味と違って、コントローラーを用いてプレイヤーを操作しないと作品が展開されないので ゲー…

別の惑星(ホシ)の新人アイドル声優たち

アイドルを扱うコンテンツ(アニメやゲーム)と言えば、昔はテレビアニメの出演が少なくなった声優の第二の本拠地であった。 だが現在では様相が全く違う。 多くの新人声優がデビューする場所になりつつある。 一つの作品内にたくさんのキャラが用意されており…

女性向け同人誌の大半がどうでもいい 欲望のIF

今回は女性向け同人誌への野暮な突っ込みを入れる記事である。 女性の同人作家が越境して男性向けのアニメ、そして少年誌や青年誌のキャラを用いた同人誌を描いた場合の話である。 そこでは男性キャラ同士が付き合い、性的な関係に至るという内容が大半だ。 …

アニメはダークホースこそ愛したい

新クールが始まるにあたって、アニメオタクとしての資質が問われるのがダークホース作品の選び方である。 大勢に靡くようにメジャー作品のみを視聴するというのはアニメオタクの誇りが許さない。 人が注目していないものに新たな価値を見い出すというのがオ…

アニラジへのメール投稿のススメ

声優に触れ合うべくイベントに足繁く通い続けている声優オタクに言いたい。 是非ともアニラジにメール投稿すべきだ、と。 自分が書いた物を好きな声優に読んで貰える、その瞬間の高揚感は脳を震わすほどである。 そこでは接近戦のイベントでも到底及ばない精…

ライトノベル編集者は何のために存在しているのか?

ネットで共有されているライトノベル編集者の一般的な印象と言えば、 「レーベルの新人賞出身の作家を育てず使い捨て、小説家になろうからPVの多い作家を引っ張ってきて レーベルの看板にまで据えてひと仕事したつもりになっている自ら才能を発掘できない無…

超イケメンアニメーター澤入裕樹さんにも注目してほしい

女性アニメーターが美人と世間で持て囃されるのならば、当然イケメン男性アニメーターも取り上げられないといけない。 過去にイリヤメイキングセットというグッズがコミケで販売されていたのだが、 その中のDVDにシルバーリンク社内を紹介する企画があり、そ…

ホモを笑えなくなる日

アニメでホモキャラと言えば大抵はギャグ要員で視聴者から愛されるキャラである。 多くの作品で記号的に描かれがちな存在で、性的嗜好を取っ掛かりに一般人とズレた言動や感性で個性を出している。 彼を見てアニメの視聴者は笑うのだが、それは決して嘲笑で…

カードゲームオタクに見るオタクの原型

ネットの評判を見るとカードゲームオタクは人間の扱いをされていない。 彼らは異臭や奇怪な行動で話題になる。 オタクやその対象は等しく価値があり、ましてやランク付けなどされるべきではない。 オタクはそれぞれ好きなことに邁進してほしいと思っている筆…

「好き」は自分の中だけにある

ネット全盛時代の今、我が道を行くオタクと言えども孤高を貫くのは困難である。 いいね、流行、売り上げなど時代の動向と他人の関心事が具体的な数字となって襲ってくる。 そこで流されて周囲と同調してしまうと心地良さと引き換えに、自分を見失ってしまう…

嘘が希望

アニメの主人公とその仲間は年代的に中高生の割合が高い。 彼らは敵や現実と戦っている。 対して、アニメを視聴している大人にとって現実とは妥協しながら従わざるを得ないものであり、 敵とは向き合わずにやり過ごすものである。 アニメの主人公たちは、大…

村は漫画の価値を証明した

最近、漫画を読みたい少年少女たちにとって希望の村がネットに現れたらしい。 その村では膨大な漫画が無料で読めるということだ。 しかし漫画は昔から無料や格安で楽しむことは可能だった。 古本屋やレンタル店や漫画喫茶の利用、そして立ち読みの経験がない…

『リゼロ』エミリア不人気の理由 鎮座する姫

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』には正ヒロインのポジションにいながら視聴者から全く人気のないエミリアというキャラがいる。 圧倒的人気を誇るレムの影響とは関係なく、どうやら単独で見ても人気は低いようだ。 その理由を一言で言うと、彼女が「…

「初め」から始めたい 異世界転生ブームの背景

なろう小説の主流であり、アニメ化などメディアミックスされた際も高確率で大ヒットするジャンル、それが異世界転生ものである。 実はそれがとある系譜に連なった上で登場したのではないかと仮説を立てて考えてみた。 異世界転生ものの主人公と言えば、元い…

超美人アニメーター米山舞さんに注目したい

矢野茜さん(https://twitter.com/if_224)やまじろさん(https://twitter.com/mazirori)がよく知られているが、 現在アニメファンの注目は、アニメの絵を手掛けるアニメーターのルックスに集まっている。 キャラクターの声を演じる声優の人気が出てくれば、次…

アニメの原作が枯渇しても構わない

アニメ化候補の原作の枯渇が心配されているようである。 しかし個人的には、それはアニメの可能性を拡げる好機だと捉えている。 3つの展開が予想される。 一つ目は、より幅広い中から原作を選択することである。 厳密に言えば、今問題視されているのはアニメ…

アニメ視聴者はEDを諦めてはいけない

アニメの視聴者と制作者にとってアニメのEDは、初めから期待されておらず良くてオマケ扱いである。 アニメの作り手受け手共にBパートでアニメは終了という認識だ。 EDとはスタッフロールのついでに曲と絵が付いたようなものだ。 故に、体よくそれなりのもの…

アニメオタクは「動画」を軽視していないだろうか

アニメーター、とりわけ動画部門に属するアニメーターの窮状がネットニュースで度々話題になる。 動画1枚の単価が恐ろしく低く、特に手が遅い新人時代だと収入が少なく生活が成り立たないらしい。 動画に携わるアニメーターに対する報酬の多寡は、経営上の問…

アニメのパンチラは自然かつ品格がなければならない

男性にとってはその一瞬こそが歓喜の瞬間である。 対象者の意思によってあからさまに見せつけるようなものではゲンナリするし、こちらが執拗にその瞬間を求める様は下品である。 あくまでも自然にその瞬間を迎えなければならない。偶然というのは対象の魅力…

3ヶ月から永遠へ 変わるアニメの消費期限

アニメ作品の評価は円盤の売上で決定してしまうのが現状だ。 しかし周囲に惑わされず主体的に作品の価値を見極めたいとする者にとっては、円盤の売上など関心もなく、 それが面白さの指標に全くなっていないことにとっくに気付いている。 基本自分が楽しめれ…

漫画家は4コマ漫画を卒業すべき

読者として4コマ漫画に物足りなさを感じている原因は、4コマ漫画の漫画家の成長を阻害している要因と同一だと考えている。 4コマ漫画とは4コマ毎にオチを付けたものの連作である。 ギャグやコメディと相性が良い表現方式だ。 しかしそれは一昔前のことで、今…

結城友奈は勇者である 勇者の章は失敗作である

2017年秋アニメの『結城友奈は勇者である』は前半の6話を既に劇場公開された鷲尾須美の章、後半の6話を前期の続編である勇者の章という異例の2部構成で放送された。 しかしながら勇者の章は失敗作と断じなければならない。 ほぼ全ての原因が尺不足にあり、次…

アニラジ存続の危機 楽園の行方

2018年冬期アニメは評判の良い作品が多く大変嬉しいことなのだが、そのほとんどに作品を宣伝するラジオが無いのである。 現在アニラジは、製作委員会によるリストラの対象になり減少している重大な局面にある。 毎週配信だったラジオが今は隔週のものの割合…

『リゼロ』レム人気の理由 報い合いの関係 2クール目

Re:ゼロから始める異世界生活の2クール目のレムは献身と犠牲の物語である。 王戦という諸侯同士の戦いの前哨戦に巻き込まれ、主人エミリアを王にすべく主人公スバルの前途多難な道のりが始まる。 地位を持たず諸侯と渡り合える程の頭脳と計略も持たない彼は…

『リゼロ』レム人気の理由 いくつもの生涯を費やして辿り着いたツンデレ 1クール目

Re:ゼロから始める異世界生活のレムと言えば作品内はもちろん、他の作品のヒロインとの比較においても圧倒的な大人気女性キャラである。 リゼロの設定は美少女ゲームのそれを借りていると言われており『死に戻り』はプレイヤーがENDを迎えた後のリトライを…