男性声優の不倫騒動が続いているが、今回の件は女性ファンの不寛容さが一役買っている。 当該声優の長期にわたる不倫が可能だったのは、既婚だと周囲に知られていなかったのが原因である。 結婚を発表しないのはアイドル人気に配慮しているからだ。 ここで男…
オタクが人を好きになるもので真っ先に挙げられるのが声優だ。 別々の作品でキャラクターを演じる中で同じ声優を好きになるのは、 所詮キャラクターは声優の側でしかないことを証明しているかのようだ。 声の同一性が、それぞれのキャラクターの個性を超えて…
オタクは自分の欲望に正直である。 彼らは善悪の判断を間違えることがあり、その欲望に従った行動が 世間の物議を醸し糾弾されネットの玩具になる。 筆者も彼らを愚かしいと冷ややかに見ることも度々だが、欲望を滾らせるエネルギーには感心している。 常識…
物語序盤のエリスINロキシーOUTのヒロイン交代の流れを残念に思った。 魅力的なヒロインから魅力の無い暴力女になってしまった、と。 しかしそれは間違いだった。 やがて美しい花を咲かせる赤い蕾の可能性を見抜けなかったのだ。 エリスの魅力は子供らしさか…
アニメ『無職転生』の評判でよく聞くのは、作画や背景美術の美しさである。 それらと並んで、画面に映るキャラクターを裏で支えるもう1つの重要な作品の要素が「形見」である。 この作品では、形見が単純あるいは複雑な過程で登場人物の間でやり取りされる。…
オタクにとってゲームと言えば、視界に入れたディスプレイ上のキャラを 手に持ったコントローラで操作するものと思いがちだ。 しかしスポーツは身体を使ったゲームと言えるし、 世の中の各種試験も作成者が求める解答を知識や知能を駆使して導き出すゲーム的…
くだらない者どもがくだらない事に時間を費やす。 そのことは彼らの存在価値の低さに見合う振る舞いで、筆者は冷笑するだけなのだが 彼らの文化が声優業界に移植されるとなると話は別だ。 最近は声優にゲーム実況させる動画番組を見かけることが増えた。 そ…
質がその高さだけで衆目を集め正当な評価を受ける。 今の時代それは難しいのかもしれないと、 アニメ『サマータイムレンダ』を観ながら思ったのである。 最近のジャンプ原作の例に漏れずアニメ化に力が入っており、 タイムリープ作品の金字塔『シュタインズ…
女性声優が出演しているソシャゲの動画番組を観ていると、昔とは違う光景がある。 女性声優のルックスと釣り合いが取れてない中年男性が、一緒に出演しているのだ。 何故彼らが居られるかと言うと、ディレクター・プロデューサー・開発者などの肩書を持って…
ライブ回として独立しているような最終回を観て、アニガサキはアニメファンからラブライバーのものになったのかと慨嘆した。 これまで描かれてきたファンとスクールアイドルの絆の集大成の場が、 スクールアイドルフェスティバルと今回の単独ライブの2つに散…
彼方を物語の中心の持っていく製作者の強引さは視聴した誰もが感じたはずである。 物理的な時間によって遠からず同好会を離れる運命にあって、 ラブライブ予選出場の重責に悩む妹を近くで見守り、 スクールアイドルと応援するファンを結び付け、 侑と歩夢に…
部への昇格を否定して同好会のままでいることを肯定するメンバーたちのセリフが頭に入って来なかった。 どれも部であっても必ずしも否定されることでも無く、 絶対に同好会でなければならない理由がメンバーの言葉に見当たらなかった。 唯一、新たな入部者へ…
今回は特筆すべき内容は無いのだが、このように気楽に観られる回は久しぶりで懐かしい。 しかし果林のセリフ、次回予告のタイトルや制服の変化に不安な気持ちになった。 楽しい時にも区切りがあって、今に甘えることは許されないという示唆も感じた。 これま…
なぜか2期は個人回が満足のいく出来である。 今回は「手を伸ばす」描写が多かったが、それが話を読み解く鍵となる。 帰国を決意したランジュは届かない空に向かって手を伸ばした。 仲間と一緒にスクールアイドルをしたい思いは、この時の彼女にとっては遥か…
期待していたアニガサキ2期なのだが、「中身が伴わない理想」を何度も見せられて落胆することが多い。 侑が1期の最終回で披露した曲の歌詞は、各キャラに対応してカラフルであるように 彼女がスクールアイドルにときめいて作ったものである。 引き換え今回の…
中盤に入ってファンとスクールアイドルの関係の描写が濃くなりつつある。 もしファンの中でスクールアイドルになりたい人間がいたら、という典型が栞子に当たるのだろう。 今回も残念な点があるので先に述べると、今話に至るまで栞子と同好会メンバーの接点…
周囲に生徒会長であることを隠しているせつ菜の設定に関して、筆者はあくまでコメディ要素であって 物語を動かす核となり得えないと考えていたので、それが明かされる今回は凄まじい茶番が始まるのだろうと心配していた。 しかし視聴を終えてその設定が感動…
作品単品の感想を述べたいのだがそれは難しいようで(笑)、侑のデートを疑って歩夢が尾行するパートは 中の人の大西さんが虹ヶ咲の特番やラジオで我々を楽しませてくれた嫉妬芸を思い出さざるを得なかった。 1期でありのままの自分を肯定する答えを得たしずく…
この回は最初の視聴が本当に苦痛だった。 話の前後が途切れていたり、雑な繋ぎ方が余りにも多く拒絶反応が収まらなかった。 しかし2回目以降の視聴では割と見られる代物になっていた。 ただこれは筆者が無意識に作品外の要素でストーリーを補完したからだ。 …
筆者も戦争FPSのゲームに長い間ハマっていた時期があったが、今思い返すと後悔の気持ちが強い。 "自分の何を活かし何を得たか"という問いに答えが出せないからだ。 現実とゲームの仮想世界に著しい乖離があるので、それは当然の結論だろう。 ゲーム内で完結…
2話までは文句の付けようが無い完璧さだったが、3話でいきなり赤信号が灯ってしまった。 論理的に構成がされている作品なのに、論理の欠落があると 筆者としてはそこを鋭く批判の対象としないといけなくなる。 QU4RTZのライブに物語上課された課題は2つあっ…
作画崩壊が騒がれて久しいアニメ業界であるが、近年は作品のクオリティの格差が広がっている。 良い作品群は限りなく素晴らしく、駄目な作品群は低評価どころか 視聴者に存在が認知されずに消えていく。 そのような現状は続いているはずなのに、未だに低クオ…
Colorful Dreams! Colorful Smiles! / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 【『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』TVアニメ2期オープニング映像】 https://youtube.com/watch?v=_OMjQzHPqB0 舞台が天候の影響を受けない講堂であり、衣装のスカー…
アニメオタクが作品を消化する工程は、本編を視聴しつつWEBラジオや動画番組を楽しみ、グッズや円盤を購入するというものである。 そして締めがスタッフ本(お疲れ様本)を読了することであり、そうして全工程が終了する。 しかし『盾の勇者の成り上がり』は…
筆者にとってレビューや考察の記事を書くのは気が重い。 分野が競合する他のオタクの存在が脳裏によぎるからだ。 ネットでのオタク同士の戦いの昔と今、同じようでいて様相が変化してきたことを振り返ってみたい。 昔のオタクは一国の城主だった。 自身のブ…
待ちに待った今期一番期待しているアニガサキが始まった。 ランジュと同好会メンバーの絡みは今後の展開、EDは虹ヶ咲のテーマを大いに示唆するものがあった。 栞子の描写は薄かったが、同好会の特別扱いが出来ない発言は引っかかった。 彼女には同好会を特別…
今月初め、『お茶会への招待状』というフリーの乙女ゲームが6年ぶりにアップデートされた。 創作サークル .aihenhttp://dotaihen.xxxxxxxx.jp/ 各登場人物はメインルートは当然として、他のルートでも別の側面が補完されていて 丁寧に肉付けされた内面の厚み…
同時代に生きているとある出来事が持つ画期的な意味に気付けないことがある。 現代ではゲームをプレイすることが、e-Sportsやゲーム実況などで 社会的に認められたり生計を立てる手段として確立されている。 それはインターネットと動画配信の土台が築かれれ…
ウマ娘「ユメヲカケル!」ウマ娘 プリティーダービーhttps://m.youtube.com/watch?v=Vs6Oc_XJkhU イベントやライブで披露されるダンスは、ゲーム内の飛んだり跳ねたりな派手なそれをかなり間引いたものである。 今回は声優にダンスさせることを可能にしたキ…
対戦ゲームの戦場に投じられるユニットやウエポンに差がなく平等と言うのは幻想である。 平等に見えるのは開発者がリリース前には入念に、その後もプレイヤーの戦績や意見を踏まえて 性能や能力をアップデートで調整しているからである。 特にリアルの武器や…